「いのちを粗末にする」ということは、

他人のいのちを奪ったりするということだけではなく、

自分のいのちを大切にできないということでもあります。


私たちの父母を、祖父母、曾祖父母とご先祖様へとたどっていくと、

５代遡って３２人、１０代遡るとなんと１，０２４人もの人々が

存在する計算になります。

例えば、もしそのうちのひとりでも欠けていたら

今の自分はここには存在しなかったわけです。


「人ひとりの重さは重い」とは、実はこういうことを云うのです。

毎日を大切に生きましょう！

昨日、あまり開けたことのない村田家の墓の石室を開き、

中のお骨の様子を見てきました。

一人で行ったため、墓の前面を開くまでが大変でした。

予想以上に石が重く、思わずめげそうになりました。。。。


複数個ある骨ツボの中には、予想通り水がいっぱいに貯まっている

ツボもあり、ひとつひとつ蓋を開け、中の水を出してきました。


帰ってきて父と骨壺の新調をあれこれ話し合いました。

なんだか不思議と気持ちが安らかになるものですね。


仏壇のお世話もそうですけど、お墓にしてもそう、

寺院様、墓石屋、仏壇屋もいます、昨今、代行商売もありますが、

家族でやらないと他人は誰もやってくれない部分が必ずあります。

それは、心をこめてお参りすることと、

感謝の気持ちを込めてお世話をすること。


親だからこそ、先祖だからこそ、自分にしかできないことなんです。


無心の愛を注いでもらったことに応える愛と云いましょうか、

なんだか「介護」の問題とも繋がっているような気がしますね。

伽羅（きゃら）は、日本の代表的な香木「沈香（じんこう）」

の中でも最高級品のものを指します。

この「沈香」、実は水に浮かべようとすると比重が重いから

水に沈んでしまうため、「沈水香」或いは「沈水」とも呼ばれています。


そもそもこの「沈香」とは、木そのものが芳香を放つのではなく、

自然に枯れたり、バクテリアによって朽ちたいろいろな種類の木が

土中に埋もれている間に、それら色々な種類の木が

もともと持っていた「樹脂」が木質に再び沈着したものを

「沈香」といいます。


採集するといっても勘や偶然に頼らざるを得ない場合がほとんどで

資源も現在すでに枯渇しているとも言われています。

そのため、最高級品の伽羅は現在１グラムあたりの価格は

なんと２．５万〜３．５万円はします。（いや、もっとかも？）

不景気をものともせず、現在もドンドン鰻登りに高騰を続けています。


実は当店にもこの「伽羅」、しかも「原木」が存在します。


数年前、１０箱ほど持っていたのですが、

売れてしまいまして、現在この一箱（目方は５グラム）で最後です。

正直申しまして手放したくないです。。。。

もし、どうしても、と仰るお客様がいらっしゃいましたら

あまりに惜しいので「要相談」にてお願いいたします。。。

昨日、この地方もとうとう梅雨入りしてしまいました。

先日ご紹介した旅の宿や料理屋で出会うおもてなしの香り

で取り上げた「二条」と「堀川」も入っています。

香老舗 京都松栄堂京五彩１，０５０円

（天平・室町・元禄・堀川・二条 ５種各４本入り）


お試しに丁度いい価格です。

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