2008年06月05日

お香のススメ

日本人の生活、食文化、気候、風土に実に良く合う「香り」は

千五百年も昔から培われ、日本の香文化の中で熟成されてきました。

それらは、民族自らのDNAの中に綿々と刻まれてきた

日本人固有の味覚や嗅覚の記憶に、実にばっちりと合う調合は、

繊細かつ奥深い、世界に比類なき素晴らしいものなのです。


さて、和食を食べる前、あるいは和風の空間で過ごすとき、

雑貨でよく売っているインドや中国や外国の

「スパイシーなお香の香り」では、落ち着くどころか、

おそらく実に混沌としてしまうはずですよね(笑。。


それもそのはず、

それぞれの国の風土に合った「香り」だからなのです。

味覚と嗅覚はつながっています。


肉食中心の食文化の国、

スパイスなど独特の香辛料を使う食文化の国、

香辛料や香草でにおいを封じ込めてしまう食文化の国、

いろいろな国に多種多様な独自の食文化があります。


ゆえに、お香はすなわち、

その国の慣習や風俗等の歴史の蓄積とも云えるでしょう。


日本人だからこそ、エスニックのお香などは

その国で暮らす、或いはその国のお料理を食するとき以外は

焚く必要性はあまりないのではないかなと私は思います。


ヒーリングや癒しブームの昨今、

祖先は遙か昔から生活に取り入れ、癒しに使っていたのです。
お香03

生活の中にほっとする時間、つくってみませんか?
posted by 店 主 at 09:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | お香専門
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