2008年04月25日

位牌手彫り職人の仕事3

お位牌の手彫りの仕事をやっておりますと

日常想像する範囲を超えたお仕事の依頼が来ることがあります。

今日はそのほんの一部をご紹介いたします。

ちょうど6年前に頂きましたこちらのお仕事
tebori05
この一字一字、もちろん三角刀で彫り込んであります。

現在京都のある有名なお寺の境内に掲げてあるそうなのですが、

私はまだ、見に行っていません。。。


最初に依頼を受け、本体を見たときはひっくり返りそうになりました。

通常20−30cm位の大きさのモノに彫り込む仕事が中心ですが、

大きいので本体に抱きつきながら長時間彫刻したため、身体がガッチガチ。

と同時に、とてもやり甲斐のある仕事だったことを思い出します。

だって苦労した仕事ほど、出来上がったときの達成感は格別ですもんね。



この銘板は、参拝される様々の人々の注目を受けながら

お寺の境内に少なくとも百年以上は掛かっていることでしょう。

有り難いついでの、更にもう一つ有り難いお仕事だとつくづく思います。

合掌

つづく

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伝統の「心と技(わざ)」でご奉仕する「むらたの手彫り彫刻」
posted by 店 主 at 09:14 | Comment(0) | 位牌手彫り工房
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